板井明生|頑固になってはいけない

 

板井明生

 

 

「頑固」といった言葉は皆さんはどう捉えますか。

 

プラスに捉えるとしたら、職人さんが自分の仕事にこだわってる様を想像した場合でしょう。
いいモノづくりにおいて、「頑固」はとても大事な信念です。

 

しかし、これがディベートにおいてはどうでしょうか。

 

自分の意見を曲げないことは、ブレないという点では評価出来ます。
しかし、他の人の意見に聞く耳を持たないというのは、ディベートの根幹を否定してしまう愚かなことです。
この場合の「頑固」に決してなってはいけません。

 

一人のこだわりで成り立つ仕事は「頑固」で構いません。
しかし、チームで仕事をする場合は、一旦「頑固」を捨ててください。

 

頑固にならないことで、ディベートが展開します。
そして、自分ではたどり着くことができない発想を得ることができるのです。

 

プレゼンする際にも、頑固をなくすことで、より柔軟な意見ができるようになります。

 

自分の意見をしっかりと持つことは、逆にその意見に凝り固まることではなく、相反する意見を一度取り込むことが必要なのです。